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鎌倉の津波ハザードマップ。最大14.5mの想定と、住む場所の選び方

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鎌倉に住むと決めかけたとき、最後に引っかかるのが津波かもしれません。数字を見るのが怖くて、後回しにしている人もいるはずです。

鎌倉市で想定されている津波は、最大の高さが14.5m、最短の到達時間が8分です(神奈川県の津波浸水想定・2015年3月公表 ※1・※2)。高さと時間は、別々の地震・別の地点の値です。

大きな数字に見えますが、これはおおむね2千年から3千年に1回、あるいはそれより低い頻度で起きるとされる「最大クラス」の想定です(※1)。この数字を調べる目的は、鎌倉に住むのをやめることではありません。候補の住所がどういう場所なのかを知り、住む場所と逃げ方を自分で決められるようになることです。

鎌倉の津波想定は「最大14.5m・最短8分」

鎌倉 若宮大路 鶴岡八幡宮一之鳥居(作者: WATERWATER、M)

  • 鎌倉市で想定される最大の津波高は14.5m(七里ガ浜の区間・相模トラフ沿いの海溝型地震〈西側モデル〉)。最短到達時間は8分(由比ガ浜の区間・元禄関東地震タイプと国府津-松田断層帯地震の連動地震)です(神奈川県 ※1・※2)

14.5mと8分は、別の区間・別の地震の値です。「14.5mの津波が8分で来る」想定ではありません。県の想定は5つの地震の浸水予測を重ね合わせ、どの地点でも最大になるように作られています(※1)。

由比ガ浜・材木座はどこまで浸かる想定か

高台の緑越しに見る鎌倉の街並みと海(M)

由比ガ浜の区間では、相模トラフ沿いの海溝型地震(西側モデル)で最大13.0m・到達14分、元禄関東地震タイプと国府津-松田断層帯地震の連動地震で7.7m・8分が想定されています(鎌倉市津波ハザードマップ ※2・※3)。

ハザードマップの浸水深は5段階で塗り分けられていて、目安は次のとおりです(※3)。

想定浸水深 目安
10.0〜20.0m未満 最も深い区分(マップに階数の目安表記なし)
5.0〜10.0m未満 3階部分より上まで浸水のおそれ
3.0〜5.0m未満 2階部分まで浸水のおそれ
0.5〜3.0m未満 1階部分まで浸水のおそれ
0.5m未満 床下浸水のおそれ

由比ガ浜・材木座では、海岸線沿いと滑川沿いに深い帯があり、市街地の広い範囲に浸水想定がかかります。想定域は若宮大路に沿って鎌倉駅方向まで伸びています。自分の候補地の色だけは、必ずマップ本体で確かめておきたいところです(※3)。

海抜で見ると、海に近いほど低いわけではない

高台への避難階段(M)

  • 鎌倉駅周辺の海抜は約6〜8m、由比ヶ浜駅周辺は約8〜9m、長谷駅周辺は約6〜7mです(国土地理院の標高データ ※4)

ちょっと意外ですが、海にいちばん近い由比ヶ浜駅周辺のほうが、内陸側の鎌倉駅周辺より高くなっています。土地の高さは海からの距離に比例しません。だから「海から遠いから安心」「近いから危険」という距離の感覚だけで判断せず、候補地の海抜と想定浸水深を個別に確かめる必要があります。

避難は「警報を待たず、高台へ」

ハザードマップを確かめる人(M)

長い揺れ・強い揺れがおさまったら、津波警報の発表を待たずに高台へ避難する。これが鎌倉市が呼びかける避難の原則です(※3・※7)。津波は、地震の種類によっては最短8分で沿岸部に到達します。高台まで行く時間がないときに備えて、近くの「津波来襲時緊急避難建築物」(津波のときに逃げ込めるビル)の場所を普段から知っておくよう案内されています。

由比ガ浜・材木座エリアのマップには、その建築物と、避難に使える空き地が一覧で載っています(※3)。市はこのほかに避難経路マップも公開しています(※5)。住む前に一度、候補の家から高台までの道を歩いておくと、地図では分からない坂や道幅までつかめます。

住む場所は「重ねるハザードマップ」で確かめる

国のハザードマップポータル「重ねるハザードマップ」で候補の住所を検索し、災害の種類で津波を選ぶと、その地点の想定が地図に重なります(※6)。海抜や他の災害の調べ方まで含めた一般的な手順は、海の近くに住む前に。湘南の海抜と津波ハザードの調べ方にまとまっています。

湘南の津波リスクは?駅の海抜は2.8〜24.6m海の近くの部屋はいいなと思う。

この浸水想定は、住む場所の選び方にそのまま使えます。浸水の想定域は沿岸の低地に集中していて、市がエリア別の津波ハザードマップを用意しているのも沿岸部だけです。内陸の大船周辺はその対象に入っていません(※2)。同じ鎌倉市でも、海側に住むなら逃げ方まで決めて選ぶことになり、大船周辺なら、津波以外の条件を軸に賃貸の部屋を探せます。大船周辺の物件事情は、鎌倉で一人暮らしはできるかで確かめられます。

鎌倉で一人暮らし。憧れの街に部屋を借りるということ鎌倉から帰る電車のなかで、この街に自分の部屋があったら、と考えたことはありませ…

まとめ: 知って備えることが鎌倉に住む前提になる

海のそばに住む魅力と、津波の想定は、鎌倉では切り離せません。候補が絞れたら、マップで浸水深を確かめ、高台までの道を歩く。この2つを部屋探しの手順に組み込んでください。

湘南最大級の店舗ネットワークを持つユーミーネットの物件をそろえたroomapで、鎌倉市のお部屋を探すときも、同じ手順で進めてみてください。

鎌倉の津波ハザードマップ

鎌倉の津波ハザードマップ

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