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湘南移住1年後のお金。食費・交通費・車で変わる生活費

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湘南の物価は、それほど高くありません。神奈川県の物価水準は全国平均より約3%高い程度です(総務省 ※1)。そして家賃は、住む物件を決めた時点でほぼ確定します。では移住して1年、家計は何で動くのか。食費・交通費・車の3つです。

この記事では、この3つの費目が移住後にどう動くのかを、公的統計と、roomapが湘南で行った調査データで分解します。家賃や定期代をいくらで組むかという移住前の見積もりは、湘南の生活費は、家賃だけ見てもわからないにまとめています。本記事は住んだあとに動くお金に絞ります。

湘南の物価は高い?指数で見ると+3.3%

「スーパーで食料品の買い物をする人」(写真AC・maroke)

神奈川県の物価水準は、全国平均を100として103.3(消費者物価地域差指数2024)。全国2位ですが、1位の東京都(104.0)より低く、費目でもっとも高いのは「住居」です(総務省 ※1)。

「湘南は何でも高そう」という不安は、指数で見ると解けます。全国との差にいちばん効いているのは住居費、つまり家賃です。食品や日用品も全国より2%ほど高い水準ですが、家計を崩すほどの差ではありません(※1)。

物価差の主因が家賃だとわかると、移住の見立ては変わります。物価と家賃は、移住した時点でおおむね決まります。住んだあとに自分で動かせるのは、食費・交通費・車の3つです。

食費は「どの街に住むか」で決まる

「JR東海道線 平塚駅 神奈川県平塚市」(写真AC・On-1000)

食料の物価は、全国平均より2%ほど高い水準です(※1)。大きく差がつくのは相場ではなく、買い物環境のほうです。

同じ湘南でも、買い物環境は街でかなり違う。藤沢や辻堂、茅ヶ崎の駅周辺は駅前に商業施設がまとまり、スーパーの選択肢が多く、価格帯も選べます。駅から離れた海沿いや店の少ないエリアでは、選択肢が絞られるぶん価格を比べにくくなります。都内より食費が下がるかどうかは、この環境で決まります。内見のときは、部屋だけでなくスーパーまでの距離と数もいっしょに確かめてください。

暮らし方そのものが変わる影響もあります。roomapの調査では、湘南に住む20〜30代の3人に1人が、働き方や暮らしが変わったと感じていました(※2)。休日の過ごし方が海辺に寄っていけば、外食やレジャーに使っていたお金の行き先も入れ替わります。食費は単独で動くのではなく、暮らし全体が組み替わるなかで動きます。

交通費は出社日数しだいで大きく変わる

「駐車場 自動車1」(写真AC・Panda-ac)

通勤定期は、確かに上がります。藤沢駅から東京駅は1ヶ月約2万6,500円(※3)。都内の地下鉄通勤と比べれば、はっきり増える出費です。

ただ、1年後の実感を左右するのは定期代の額面より出社日数です。週5日出社なら定期の一択です。週2〜3日なら、都度払いのほうが安くなる場合があり、定期をやめる選択肢が出てきます。フルリモートに近ければ、この出費はほぼ消えます。

働き方の変化は、湘南では珍しくありません(※2)。移住を機に出社日数を見直すなら、通勤費は「かかるもの」ではなく「設計するもの」に変わります。

車を持つかどうかで家計がいちばん分かれる

「富士山と江の島の眺め 七里ヶ浜より」(写真AC・WATERWATER)

湘南の駐車場代は、月5,500〜8,800円の価格帯がいちばん多くなっています(roomapの掲載データ・2026年6月時点)。ここに保険・ガソリン・車検を足すと、車の固定費は月2〜3万円台が一般的な目安です(※4)。

年間にすると数十万円になります。毎月の家賃を2〜3万円上げ下げするのと同じ振れ幅です。ここが、1年後の家計に効く最大の選択です。

車なしで暮らしやすいのは、駅前で日常の用が足りる平坦な街です。藤沢や辻堂はその代表で、駅前に買い物先がまとまり、坂も少ないため、自転車があれば生活圏はさらに広がります。一方、大磯・二宮や、茅ヶ崎でも駅から離れた海側では、買い物や送り迎えで車が欲しくなる場面が増えます。内見の行き帰りに、スーパー・駅までの道・坂の有無を自分の足で確かめておくと、車が要るかどうかは判断しやすくなります。

海の近くで車を持つなら、塩害も頭に入れておきたい要素です。沿岸部では車体が錆びやすく、洗車やメンテナンスの頻度が上がります。塩害と湿気への備えは湘南の海沿い物件、塩害と湿気は対策しだいで抑えられるで詳しく書いています。

駐車場付きの物件だと家賃がいくら上がるかは、駐車場付き物件はいくら高い?で確かめられます。

1年住むと想定外のお金が見えてくる

増えやすいのは湿気と塩気への対策費、減りやすいのは休日の出費です。どちらも移住前の見積もりには入りにくいお金です。

対策費の中身は、除湿機を回す電気代や除湿剤の買い足し、自転車や屋外に置くものの消耗です。内陸より傷みが早く進むぶん、ひとつひとつは小さくても、じわじわ効いてくる出費になります。

休日の出費が減るのは、海や浜辺の公園が、お金のかからない行き先として日常に入ってくるからです。都内で週末のたびに施設やイベントを探していたなら、その分の出費は目に見えて減ります。

roomapの調査では、湘南に住む429名のうち63.7%が「それでもやっぱり湘南が好き」と回答しています(※5)。暮らしが変わったうえで、なお湘南を選び続けた回答が多数派だと読める結果です。お金の増減だけを切り出すより、「何にお金を使う暮らしに変わるのか」で見るほうが、1年後の実感に近づきます。

都内と比べてどう判断するか

1年後の家計は、費目ごとにこう動きます。

  • 食費・日用品:相場はほぼ横ばい。買い物環境の良い街を選べば下げる余地あり
  • 交通費:上がる。ただし出社日数しだいで実際に払う額は大きく変わる
  • :持てば月2〜3万円台の固定費。持たずに済む街を選べば発生しない
  • (前提の家賃は移住時に決まるお金。世帯別の見積もりは湘南の生活費は、家賃だけ見てもわからないへ)

単身なら食費と交通費でほぼ決まります。二人暮らしやファミリーは、そこに車の要否が加わって振れ幅が大きくなります。

どれも街選びと働き方で自分で動かせる項目です。物価そのものは全国より数%高い程度で、家計を崩す要因にはなりません。この3つに自分の条件を入れて試算すれば、移住後の家計は十分な精度で見えてきます。

まず家賃から検討を始めるなら、湘南最大級の店舗ネットワークを持つユーミーネットの物件をそろえたroomapで、湘南のお部屋を探してみてください。

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