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湘南で子育て、住みやすいのはどのまち?家賃と支援制度で7つのまちを見比べる【2026年度版】

湘南の海辺で過ごす親子 一般

湘南は、子育てに関してお金の負担が全般に軽いエリアです。子ども医療費はどのまちも18歳まで・所得制限なしで、支援の手厚さにまちごとの差もありません。住むまちを分けるのは、保育園に入れるか家賃、そして街の雰囲気のほうです。

対象は湘南の7つのまち(藤沢・茅ヶ崎・鎌倉・平塚・逗子・大磯・二宮)。制度は各まちの公式情報、家賃はroomapの掲載データ(2026年6月時点)をもとに、「保育園の入りやすさ」と「家賃」を軸に見比べていきます。各まちの細かい支援は、まちごとのガイドで紹介します。

湘南で子育て、本当に見るべきは「保育園」と「家賃」

湘南の子育て世帯に「街選びで重視すること」を聞くと、上位は治安・自然・教育でした(roomap調べ ※9)。ただ、これらは市や町という単位より、街や学区ごとに変わるもので、まち選びの段階では差になりにくい。まちを分けるのは「お金の支援」「保育園に入れるか」「家賃」の3つです。このうちお金は、次の章で見るとおりどのまちもほぼ横並び。結局、まちを選ぶときに効いてくるのは「保育園の入りやすさ」と「家賃」です。全体像は次のとおりです。

まち 子ども医療費 保育(待機/保留) 家賃(2LDK/3LDK) 子育てしやすい街(※9)
藤沢市 18歳・所得制限なし 待機7/保留440 約14.8万円 1位
茅ヶ崎市 18歳・所得制限なし 待機0/保留296 約13.6万円 2位
鎌倉市 18歳・所得制限なし 待機1/保留85 約16.4万円 3位
平塚市 18歳・所得制限なし 待機0/保留268 約9.2万円
逗子市 18歳・所得制限なし 待機3/保留― 約12.2万円
大磯町 18歳・所得制限なし 待機12/保留40 約7.9万円
二宮町 18歳・所得制限なし 待機1/保留12 約7.5万円
  • 保育園に入りやすいのは茅ヶ崎・平塚(待機0)、家賃が安いのは平塚・大磯・二宮。子ども医療費はどのまちも18歳まで・所得制限なしなので、決め手はこの2つです。

注:保育の待機・保留の集計時点は市や町でそろっていません(藤沢・茅ヶ崎・鎌倉・平塚は2026年4月、逗子・大磯・二宮は2025年4月=公表されている最新値)。家賃は2LDK・3LDKの平均で、逗子・二宮は掲載数が少なく参考値です。

お金の支援は、どのまちも手厚い

子ども医療費の助成は、どのまちでも18歳の年度末まで・所得制限なしです(各市公式 ※2〜8)。保険診療の自己負担分が、世帯の収入にかかわらず助成されます。

数年前までは、市によって対象年齢や所得制限に差がありました。鎌倉市にもかつては所得制限がありましたが、いまは撤廃され、どのまちも同じ水準にそろっています。窓口での自己負担も、藤沢・茅ヶ崎・鎌倉・平塚・大磯は原則なし。逗子・二宮は、自己負担分をあとから助成する方式です。窓口で一部負担があるかどうかは、公式には明記されていません。

児童手当や出産・子育ての給付にはまちごとの上乗せもありますが、大きな差にはなりません。「どのまちが経済的に得か」を比べる意味は、湘南ではほとんどなくなっています。

実際に差がつくのは「保育園に入れるか」

子ども医療費が横並びなぶん、まち選びでいちばん効くのは保育園に入れるかどうかです。

ここで、よく混同される2つの言葉を分けておきます。「待機児童」は国の基準で数えた人数で、育休を延長した人や特定の園だけを希望した人は除かれます。いっぽう「保留児童」は、申し込んだのに入れていない人の総数。実態に近いのは保留のほうですが、人数はまちの規模(申込の母数)で大きく動くので、まちどうしを比べるには向きません。比べるなら、基準のそろった待機児童で見ます。

その待機児童も、集計の時点が市や町でそろっていない点には注意してください。

  • 2026年4月時点(藤沢・茅ヶ崎・鎌倉・平塚):茅ヶ崎0人/平塚0人/鎌倉1人/藤沢7人。茅ヶ崎と平塚は待機ゼロで、保育園に入りやすいといえます。藤沢の7人は多く見えますが、これは申込数そのものが多い大規模市だからです。市の規模を考えれば、割り引いて見てよい数字です。
  • 2025年4月時点(最新の公表値/逗子・大磯・二宮):二宮1人/逗子3人/大磯12人。大磯は小さな町ながら、神奈川県内でも待機が10人を超える部類でした(※7)。家賃の安さで大磯を考えるなら、最新の空き状況を保育課で確かめておきたいところです。

数字は申込の時期や年で動きます。気になるまちが決まったら、最新の空き状況は各まちの窓口で確認を。まちごとの詳しい事情は、まちごとのガイドで掘り下げます(逗子・大磯・二宮の2026年4月分は、6月下旬以降に公表される見込みです)。

もう一つの決め手は「家賃」

支援が横並びなら、毎月の固定費=家賃が効いてきます。ファミリー向けの2LDK・3LDKの平均で見ると、湘南のなかでも最も高い鎌倉(約16万円)と、最も安い二宮(7万円台)で2倍以上の開きがあります(roomapの掲載データ ※1)。

  • 高め:鎌倉・藤沢・茅ヶ崎・逗子(約12〜16万円)。利便やブランド、海の近さが相場に表れています。
  • 抑えめ:平塚・大磯・二宮(約8〜9万円)。なかでも平塚は、家賃が安く支援も手厚いのが強みです。

家賃の安い平塚・大磯・二宮なら、同じ予算で広く住める分、子ども部屋やもう一部屋に余裕が出ます。間取り別・駅別の細かい相場は、駅別の家賃ランキングもあわせてどうぞ。

治安・自然・教育は、市や町より「街・学区」で見る

数字には表れない、住んでいる人の実感も大事です。湘南の子育て世帯への調査では、街選びで重視する点は治安が約6割、自然環境と教育施設がそれぞれおよそ半数でした(roomap調べ ※9)。

同じ調査の「子育てしやすい街」では、1位が藤沢市(得票約30%)、2位が茅ヶ崎市、3位が鎌倉市。藤沢は、買い物や医療のそろう都市機能と、海や自然が両立する点が支持されました。茅ヶ崎は地域のつながりの温かさ、鎌倉は自然と学びの環境が評価されています。

ただし治安や学校の質は、市や町というより街や学区の単位で変わります。このあたりは、まちごとのガイドで具体的に見ていきます。

結論:家族のタイプ別に、向いているまちはどこか

支援はどこも横並びなので、保育園・家賃・街の雰囲気で整理すると、こう絞れます。

  • 保育園に確実に入れたい茅ヶ崎・平塚(2026年4月時点で待機0)。
  • 家賃を抑えて広く住みたい平塚・大磯・二宮(二宮は掲載数が少なく参考値)。ただし大磯は待機がやや多めなので、最新の空き状況の確認を。
  • 便利さも自然も、両方ほしい藤沢(子育てしやすい街1位。ただし保留は多め、家賃も高め)。
  • 自然と落ち着いた環境鎌倉・逗子(家賃は高めになります)。

迷ったら、支援は横並び。だから「保育園に入れて、予算に合うまち」から見るのが、湘南では近道です。気になるまちの子育て向き2LDK・3LDKは、平塚茅ヶ崎藤沢などからroomapで探せます。各まちの支援の詳しい中身は、まちごとのガイドへ続きます。


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