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鎌倉市の子育て支援って手厚いの?家賃の高さとセットで考える【2026年度版】

青空の鎌倉駅 一般

鎌倉は、子育ての制度がよく整った街です。特に、子どもの医療費は18歳まで・所得制限なしで、保育園に入れるかの心配も以前よりぐっと小さくなりました。保育の待機児童は2026年4月で1人(過去最少)まで減っています(鎌倉市発表 ※3)。県内で最も待機が多かった数年前からは、様変わりしました。

ただ、鎌倉で最後に効いてくるのは家賃です。ファミリー向けの2LDK・3LDKは平均で約16.4万円と、湘南で最も高い水準(roomapの掲載データ・2026年6月時点 ※1)。制度・保育・学童・家賃を、市の公式情報とroomapのデータで見ていきます。湘南7市町の横並び比較は湘南で子育て、住むならどの市?にまとめています。

医療費も手当も手厚く、お金の不安は少ない

子どもの医療費や手当まわりのお金は、ほとんど心配いりません。

  • 鎌倉市の子ども医療費は、0歳から18歳の年度末まで・所得制限なし・県内の医療機関は窓口負担なし(鎌倉市 ※2)。

世帯の収入にかかわらず、保険診療の自己負担分が助成されます。鎌倉は、roomapの子育て実態調査でも「子育てしやすい街」で湘南3位に選ばれた市です(roomap調べ ※1)。

給付は、湘南で横並びに手厚い

医療費以外の給付も、国の制度どおりに受けられます。

  • 子ども医療費:0歳から18歳の年度末まで、所得制限なしで助成されます。県外で受診したときだけ、いったん支払って後から払い戻す償還払いになります(鎌倉市 ※2)。
  • 妊婦のための支援給付:妊娠の届出時に5万円、出産後に子ども1人につき5万円が支給されます(鎌倉市 ※5)。
  • 児童手当:国の制度どおりです。鎌倉市独自の恒常的な上乗せは、公式には見当たりません(鎌倉市 ※6)。

医療費が18歳まで・所得制限なしで広がっている点は、湘南の各市と横並びに手厚い水準です。お金の支援だけで、市を選ぶ・外す決め手にはなりにくいのが、鎌倉の前提になります。

保育園は、入りやすくなった

鎌倉の保育は、ここ数年で大きく改善しました。

  • 保育の待機児童は、2026年4月で1人まで減りました(過去最少。鎌倉市発表 ※3)。2024年4月には神奈川県内で最多の34人でしたから、数年で一気に縮みました。申し込みが増えるなかで小規模保育所などの受け皿を広げ、待機をここまで縮めました。

「待機児童」は国の基準で数えた人数で、育休の延長を選んだ人や特定の園だけを希望した人は除かれます。これらを含む保留児童は、待機児童より多くなります。それでも、県内で最多だった2024年の水準と比べれば、鎌倉の保育の入りやすさははっきり改善したと言えます(鎌倉市発表 ※3)。

日常の預け先としては、子育て支援センターが鎌倉・深沢・大船・玉縄・腰越の5か所にあります。一時預かりも13施設で利用できます(鎌倉市 ※7)。保育園に通っていなくても、短時間あずけたいときの選択肢になります。

ただし、入りやすさは年や時期で変わります。気になるエリアがあれば、入園前に鎌倉市の保育の窓口で最新の空き状況を確認しておくと安心です。

学童は全校区で運営されている

保育園を出たあと、共働き家庭が次に気にするのが放課後の預け先です。

鎌倉は「放課後かまくらっ子」を全市立小学校区で実施しています(鎌倉市 ※4)。就労家庭向けの「子どもの家(学童保育)」と、全児童が使える「放課後子どもひろば(アフタースクール)」の2本立てで、全16施設で運営されています。隣の茅ヶ崎が一部の学区で学童の待機を抱えるのと比べると、鎌倉は全校区で運営されていて受け皿が広いのが特徴です。

ただし、利用枠や空きは学区によって変わります。入学を予定する学区で放課後の預け先に入れそうかは、入学前に確認しておきたいところです。

幼児教育は無償、小学校の給食費も無料になった

幼稚園・保育園の利用料は、3〜5歳児を中心に国の制度で無償化されています。

小学校の給食費は、2026年4月から無料になりました(鎌倉市 ※8)。市立小学校に通う子が対象で、手続きも不要です。小学生になってからの固定費が、その分軽くなります。中学校の給食費は対象外です(鎌倉の中学校はデリバリー選択制 ※8)。

ただ、ここまでの制度・保育・学童・給食は、湘南の各市とおおむね横並びです。鎌倉で家族にとって最後に効いてくるのは、やはり家賃の高さです。

鎌倉の家賃は湘南でいちばん高い

ここが鎌倉の最大の検討ポイントです。

  • 鎌倉市のファミリー向け2LDK・3LDKの平均は、約16.4万円(roomapの掲載データ・2026年6月時点 ※1)。湘南のなかで最も高く、最も抑えめの二宮(約7.5万円・同 ※1)の2倍を超えます。

なぜ高いのか。需要の大きさに加えて、供給が増えにくい事情があります。鎌倉は市の全域が景観計画の区域です(鎌倉市 ※9)。景観地区では建物の高さが15m前後まで、風致地区では8〜15mまでに制限されています(鎌倉市 ※10・※11)。高層・大規模なファミリー物件が建てにくく、需要に対して在庫が薄くなりやすい構造です。ブランド力と自然・利便のバランスも、相場に表れています。

家賃を抑えたいなら、鎌倉駅周辺の中心部より、北部の大船エリアなど、少し離れた場所が狙い目です。駅ごとの細かい相場は駅別の家賃ランキングにまとめています。

どんな家族に向く? 気をつけたい点は?

向くのは、自然と学びの環境を子育ての軸に置きたい家族です。医療費・保育・学童・給食といった制度面が整い、「子育てしやすい街」でも湘南3位。お金まわりの安心と、鎌倉ならではの自然・教育環境を両取りできます。

一方で、気をつけたいのは次の2点です。

  • 家賃の負担に余裕があるか → 鎌倉は2LDK・3LDKの平均が約16.4万円と、湘南でいちばん高い水準です。安さを重視するなら他市のほうが広く住め、鎌倉なら北部の大船エリアなど中心部から離れた場所が狙い目です。
  • 保育を確実に、と考えるなら → 待機児童は過去最少まで改善しましたが、入りやすさは年や時期で変わります。入園前に、鎌倉市の保育の窓口で最新の空きを確認しておきたいところです。

鎌倉は、医療費や保育などの制度が他の市と同じように整い、自然と学びの環境にも恵まれた街です。最後に残るのは、湘南でいちばん高い家賃。そこに納得できるかどうかです。鎌倉で子育ての新生活を始めるなら、湘南最大級の店舗ネットワークを持つユーミーネットの物件をそろえたroomapで、ご家族に合う鎌倉のお部屋を探してみてください。


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