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寒川町の住みやすさ。茅ヶ崎まで8分、家賃は3割下がる

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寒川町は、茅ヶ崎や藤沢より家賃が一段低い町です。茅ヶ崎駅まで相模線で約8分。この距離の差で、2LDKの平均家賃は約3割下がります(roomapの掲載データ、2026年7月時点)。特に、車で生活を組み立てるファミリーなら、家賃の差をそのまま部屋の広さに回せます。

海はありません。観光ガイドにもほとんど載りません。それでも、藤沢や茅ヶ崎で部屋を探して予算が合わなかったら、地図を少し北へずらす価値のある町です。

寒川町は茅ヶ崎の北どなり。海はないが、駅は3つある

【神奈川県】寒川町・JR寒川駅

  • 寒川駅から茅ヶ崎駅まで、相模線で約8分(Yahoo!乗換案内 ※1)

寒川町は茅ヶ崎市の北どなり、相模川の東岸にあります。町内にはJR相模線の駅が3つ。中心の寒川駅、寒川神社の最寄りの宮山駅、町北部の倉見駅です。海老名へは約20分。横浜へは茅ヶ崎で東海道線に乗り換えて約40分です(※1)。

「海まで8分」ではありません。8分で着くのは茅ヶ崎の駅で、サザンビーチなどの海岸は駅からさらに徒歩20分ほどかかります(※1)。それでも、休日の午前に思い立って海へ、が成立する距離です。

車の便は、電車よりむしろ良いくらいです。圏央道の寒川北ICと寒川南ICがどちらも町内にあり、東名・中央道・関越方面へ高速だけでつながります。買い物も週末の遠出も車が主役なら、このインター2本は効きます。

家賃は2LDKで比べると、海側の2市より約3割低い

和室と隣接するリビングダイニング

  • 寒川町の2LDK平均家賃は約9.2万円。茅ヶ崎市(約13.6万円)・藤沢市(約13.7万円)より約3割低い(roomapの掲載データ、2026年7月時点)
間取り 寒川町 茅ヶ崎市 藤沢市 平塚市
1K 4.8万円 5.8万円 6.3万円 5.4万円
1LDK 8.3万円 10.6万円 11.3万円 8.1万円
2LDK 9.2万円 13.6万円 13.7万円 8.7万円
3LDK 9.6万円 15.9万円 17.2万円 10.7万円

※ roomapの掲載データ(2026年7月時点)の平均。家賃本体のみで管理費は含みません。比較の軸には、寒川町で掲載が比較的そろっている2LDKを使っています。1Kと3LDKは掲載が少なく、参考値です。

2LDKの差は月4万円を超えます。年間にすると50万円以上。海側で1LDKを借りる予算で、寒川なら2LDKに手が届く計算です。子ども部屋を確保したいファミリーには、この差の意味がいちばん大きいはずです。

平塚も寒川と同じ水準です。東海道線の駅と駅前のにぎわいまでセットで欲しいなら平塚、車中心で静かな住宅地なら寒川、と好みが分かれます。湘南全体の相場感は「湘南の家賃相場は?一人暮らし4万円台からの駅を間取り別に比較」にまとめています。

相模線は単線で、日中はおおむね毎時3本

児童公園の遊具

家賃の安さには理由があります。それが電車の本数です。

  • 相模線は全線単線。日中の運行はおおむね毎時3本(時間帯により2本)(JR東日本時刻表 ※2)

1本逃すと20分前後、時間帯によっては30分以上待つダイヤです。東京方面へは茅ヶ崎で東海道線への乗り換えも挟みます。毎朝時間を選ばず都心へ通う生活には、正面から向いていません。ここが分かれ目です。

一方で、時刻表を前提に生活を組めるなら話は変わります。海老名で小田急・相鉄に接続でき、新宿方面・横浜方面という選択肢もあります。単線と相性がいいのは、出社が毎日ではない働き方です。湘南エリアの20〜30代では3人に1人が「働き方や暮らしが変わった」と答えており(roomap調査「20〜30代の働き方と暮らしの調査」)、そういう働き方は湘南ではもう珍しくありません。

倉見駅の周辺には、東海道新幹線の新駅を誘致する構想が続いています。2026年6月には神奈川県が、駅の概略設計に着手したい意向を県議会で示しました(※8・※9)。決まった話ではありません。ただ、県が長い時間軸で見ている地域ではあります。頭の片隅に置く程度が、ちょうどいい距離感です。

子どもの医療費は18歳まで、所得制限なし

寒川神社の緑豊かな参道に並ぶ木造の灯篭

  • 寒川町の小児医療費助成は、0歳から高校3年生相当(18歳になって最初の3月31日)まで。所得制限はありません(寒川町 ※3)

この水準は、湘南の各市とほぼ横並びです。寒川の子育て支援が突出しているわけではなく、家賃を下げても、支援の水準は落ちません。これが寒川の強みです。

保育園は、待機児童が2人です(2025年4月1日時点、町公表 ※4)。ゼロではありませんが、大きな数でもありません。保育所ごとの空き状況は町が毎月更新しています(※5)。入園を見込んで部屋を探すなら、申し込み前に最新の一覧で確認してください。

湘南の7つのまちを子育て支援で見比べるなら「湘南で子育て、住みやすいのはどのまち?」をどうぞ。

津波の浸水想定区域外。ただし川のリスクは別にある

  • 寒川町は、神奈川県の津波浸水想定図の対象区域に含まれていません(神奈川県 ※6)

津波災害警戒区域の指定もありません(※6)。海の近くで部屋を探すと必ずついて回る「津波が来たらどうなるのか」という不安が、寒川では前提から変わります。

ただし、リスクがない町ではありません。町内には相模川・目久尻川・小出川が流れ、3河川の洪水浸水想定が町のハザードマップに載っています(※7)。川沿いの物件を検討するなら、契約前に住所単位で色を確かめてください。津波の心配が小さい代わりに、川の心配は残ります。リスクの種類が海側と違う町、と捉えるのが正確です。

寒川神社の門前町。日常は駅前のスーパーで回る

寒川神社は相模國一之宮——相模国でもっとも格式が高いとされてきた神社です。初詣シーズンの賑わいを別にすれば、門前町は年間を通じて落ち着いています。参道の並木は、観光地というより日常の風景です。

日常の買い物は駅前で足ります。スーパーの「フジ寒川店」は寒川駅から徒歩3分、夜23時まで開いています(※13)。足りないものは車で補えます。圏央道と幹線道路で、茅ヶ崎・海老名・平塚の大型店が買い物圏に入ります。

寒川町が合う条件、合わない条件

寒川が合うのは:

  • 家賃を抑えて2LDK以上に住みたいファミリー
  • 車が生活の中心にあり、圏央道のIC2本を使い倒せる
  • 子育て支援は湘南水準のまま、住居費だけ下げたい
  • 出社が週2〜3日以下、または通勤先が茅ヶ崎・海老名方面

合わないのは:

  • 都心へ毎日、時間を選ばず通勤する。単線・日中毎時3本前後のダイヤは、この使い方だとはっきり不便です
  • 海まで徒歩圏が絶対条件
  • 大きな駅ビルや商業施設のそばで暮らしたい

検討を進めるなら、町が公式に運営する移住定住ポータル「『高座』のこころ。」が空気感をつかむ早道です(※10)。移住者に現金を支給する型の補助金はありません(※11)。町内で住宅を取得した勤労者が「さむかわPay」のポイントをもらえる制度など、支援は定住向けが中心で(※12)、賃貸で住み始める段階で使える制度ではありません。

寒川町は、湘南の派手さから一歩引いた場所で、家賃と子育てと車の生活を静かに成立させる町です。家賃相場や暮らしの統計は「寒川町の街情報ページ」にもまとめています。寒川町で新生活を始めるなら、湘南最大級の店舗ネットワークを持つユーミーネットの物件をそろえたroomapで、寒川町のお部屋を探してみてください。

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