平塚は、子育てにかかるお金の負担が湘南で軽いほうの街です。家賃は2LDK・3LDKの平均で約9.2万円と、湘南でいちばん手頃。子ども医療費は18歳まで・所得制限なし・窓口負担なしで、鎌倉・藤沢・茅ヶ崎と同じ水準です。
制度・保育・学童・家賃を、市の公式情報とroomapのデータで見ていきます。湘南7市町の横並び比較は湘南で子育て、住むならどの市?にまとめています。
医療費も手当も手厚く、お金の不安は少ない
子どもの医療費や手当まわりのお金は、ほとんど心配いりません。
- 平塚市の子ども医療費は、0歳から18歳の年度末まで・所得制限なし・窓口での自己負担なし(平塚市 ※2)。
世帯の収入にかかわらず、保険診療の自己負担分が助成されます。18歳まで・所得制限なしという水準は、鎌倉・藤沢・茅ヶ崎と同じです。平塚は2020年1月に所得制限をなくし、2023年12月に対象を18歳まで広げました。
給付は全国並み、平塚らしさは家賃の手頃さにある
医療費以外の給付も、国の制度どおりに受けられます。
- 妊婦のための支援給付:妊娠の届出時に5万円、出産後に子ども1人につき5万円が支給されます(平塚市 ※4)。2025年4月に始まった制度です。
- 児童手当:0〜3歳未満は月1.5万円、3歳〜高校生年代は月1万円(第3子以降は月3万円)。所得制限はありません(平塚市 ※5)。
これらに平塚市独自の上乗せは、公式には見当たりません。お金の支援は国の制度どおりで、ここで市を選ぶ・外す決め手にはなりにくい。平塚の持ち味は、支援の額よりも、次に見る家賃の手頃さにあります。
保育園の待機は少ない
平塚の保育園は、待機児童がごく少ない状態です。
| 区分 | 2025年4月 | 補足 |
|---|---|---|
| 待機児童 | 3人 | 前年から1人減 |
| 入所保留児童 | 286人 | 前年から増加 |
(2025年4月時点・タウンニュース ※3)
「待機児童」は国の基準で数えた人数で、育休を延長した人や特定の園だけを希望した人は除かれます。実際に「申し込んだのに入れていない」総数が「入所保留児童」です。平塚は申込が過去最多まで増えていて、待機はごく少ないものの、希望どおりに入れない保留は厚めです。気になるエリアがあれば、申込の前に希望する園の空き状況を市の窓口で確認しておくと、見通しが立てやすくなります。
日常の預け先としては、子育て支援センターやつどいの広場があり、一時預かりも利用できます(平塚市 ※6)。保育園に通っていなくても、短時間あずけたいときの選択肢になります。
学童保育の受け皿は増えている
保育園を出たあと、共働き家庭が次に気にするのが放課後の預け先です。
平塚の放課後児童クラブ(学童保育)は、2025年4月の59か所から、2026年4月には60か所に増えました(平塚市 ※8)。受け皿は増える方向です。
ただし、利用枠や空きは学区によって変わります。入学を予定する学区で放課後の預け先に入れそうかは、入学前に確認しておきたいところです。
幼児教育は無償、小学校の給食費も無料になった
幼稚園・保育園の利用料は、3〜5歳児を中心に国の制度で無償化されています。
平塚市立小学校の給食費は、2026年度(令和8年度)から無料になりました(平塚市 ※7)。市立小学校に通う子が対象で、手続きも不要です。中学校の給食費は対象外で、引き続き保護者の負担になります(平塚の中学校は2024年から完全給食 ※7)。無料になるのは小学生のあいだ、と押さえておくと家計の見通しが立てやすくなります。これは国の小学校向けの支援に乗ったもので、ほかの市でも同じように進んでいます。
平塚の家賃は湘南でいちばん手頃
ここが、平塚を選ぶ大きな理由です。
- 平塚市のファミリー向け2LDK・3LDKの平均は、約9.2万円(roomapの掲載データ・2026年6月時点 ※1)。いちばん高い鎌倉(約16.4万円・同 ※1)の、およそ半分強です。
支援はどの市も同じ水準なので、毎月の家賃の差が、そのまま家計の差になります。平塚は約25万人が暮らす、湘南では藤沢に次ぐ規模の街です。東海道線で都心ともつながり、買い物や医療の集まる便利さもあります。家賃を抑えながら、暮らしの便利さも支援も両立できるのが平塚です。
平塚といっても広く、平塚駅周辺、海寄り、北部で相場も暮らしも分かれます。駅周辺は利便が高く相場も上がりやすい一方、少し離れたエリアは比較的おさえめ。同じ予算で広さを取りたいなら、駅やエリアを少しずらすだけで子ども部屋の余裕が変わります。駅ごとの細かい相場は駅別の家賃ランキングにまとめています。
どんな家族に向く? 気をつけたい点は?
向くのは、家賃を抑えつつ、子育ての支援も他の市と同じくらい欲しい家族です。医療費は18歳まで・所得制限なし、令和8年度からは小学校の給食費も無料。そのうえで家賃は湘南でいちばん手頃で、東海道線の便もあります。毎月の負担を軽くしながら、暮らしの便利さも欲しい家族に合います。
一方で、気をつけたいのは次の2点です。
- 保育園の希望どおりを最優先するなら → 平塚は申込が増えていて、待機は少ないものの保留は厚めです。希望するエリアの空きを、申込前に市の窓口で確認しておきたいところです。
- 都心への通勤を重視するなら → 平塚は湘南のなかでは都心から離れます。東海道線の所要時間を、住むエリアとあわせて確かめておくと安心です。
平塚は、子育ての支援は他の市と同じくらい整っていて、家賃は湘南でいちばん手頃な街です。毎月の負担を抑えながら、必要な支援も受けられます。平塚で子育ての新生活を始めるなら、湘南最大級の店舗ネットワークを持つユーミーネットの物件をそろえたroomapで、ご家族に合う平塚のお部屋を探してみてください。
この記事の情報源
- ※1 roomapの掲載データ(2026年6月時点・2LDK/3LDK平均)
- ※2 平塚市 小児医療費助成制度
- ※3 待機児童3人・入所保留児童286人(2025年4月時点)はタウンニュース 2025年6月20日
- ※4 平塚市 妊婦のための支援給付
- ※5 平塚市 児童手当
- ※6 平塚市 子育て支援センター/つどいの広場/一時預かり
- ※7 平塚市 市立小学校の学校給食費について/市立中学校の学校給食費について
- ※8 平塚市 放課後児童クラブ(学童保育)

