「花火が見える家に住む」は、観光で訪れる人には憧れに聞こえるはずです。
ただ、材木座や由比ヶ浜で暮らすなら、7月10日は少し身構える日でもあります。いつもの海辺が人で埋まり、街の動きががらりと変わるからです。それでも、住んでいるからこそできる楽しみ方が、この日にはあります。
第78回鎌倉花火大会は2026年7月10日(金)、19:20〜20:10に由比ヶ浜・材木座海岸で開催予定です(約2,500発)。直近で実際に開催された回は13〜16万人が訪れており(2020〜2023年・2025年は中止)、鎌倉市内の交通・混雑は1年で最も激しい日のひとつになります。
第78回鎌倉花火大会の基本情報:由比ヶ浜・材木座、19:20打ち上げ開始

第78回鎌倉花火大会の概要は以下のとおりです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 日時 | 2026年7月10日(金)19:20〜20:10(予定) |
| 会場 | 由比ヶ浜・材木座海岸(鎌倉市) |
| 発数 | 約2,500発 |
| 最寄り駅 | JR鎌倉駅(横須賀線)徒歩約20〜25分/江ノ電由比ヶ浜駅 徒歩約5分 |
| 主催 | 鎌倉花火大会実行委員会/公益社団法人鎌倉市観光協会 |
※荒天時は中止(予備日なし)。最新情報は鎌倉市・鎌倉市観光協会の公式サイトで確認を推奨します。
由比ヶ浜と材木座は隣接する海岸で、打ち上げ場所は材木座海岸側が中心となることが多いです。有料観覧席エリア(設置有無は年度により異なる)のほか、砂浜全体で観覧できます。
来場者数は直近2回の開催で13〜16万人(2019年:約13万人、2024年:約16万人。2020〜2023年・2025年は中止)(※1)(※2)、鎌倉駅周辺から海岸への道は大会前後で大幅に混雑します。JR鎌倉駅からの入場規制・時間帯指定も設けられることがあるため、当日の開催可否や交通規制は鎌倉市観光協会の公式サイトで確認してください(※5)。
観光客が押し寄せる夜、地元はどう動くか

花火大会の日の過ごし方は、移住者の体験談を読むと大きく3つに分かれます。
①ベランダや屋上から観る(自宅を活用)
材木座・坂ノ下・長谷エリアの海側の建物に住んでいる場合、自宅から花火が見えることがあります。席を取らずに自宅から花火の音と光を楽しめるので、移住者の体験談でもよく挙がる過ごし方です。ただし建物の向きや高さによっては見えないことも多く、事前確認が必要です。
②花火当日は遠出・外出を避ける
「7月10日は江ノ電にも鎌倉駅にも近づかない」。そう決めて動くのは、地元では珍しくありません。食料品の買い出しを前日までに済ませ、当日は自宅で過ごすか、駅とは逆の内陸エリアに出る、という動き方もあります。
③地元の知る場所から観る
地元ならではの経路として、若宮大路沿いや大町エリアの路地、光明寺周辺など、観光客の大多数が目指さない場所から花火を遠景として楽しむ方法があります。砂浜の正面ではなく、街なかから花火の音と光だけを受け取る楽しみ方です。
観光客は人混みの中で見るしかありませんが、住んでいれば、家で楽しむことも、避けて静かに過ごすことも選べます。
花火の日だけじゃない、7月の材木座・由比ヶ浜エリアの日常

花火大会は年に1日だけです。移住の判断で効いてくるのは、むしろ7月全体の暮らし方のほうです。
海水浴場の開設と生活動線
由比ヶ浜海水浴場は例年7月第1週に開設され、8月末まで続きます。開設期間中、由比ヶ浜の海岸に近い路地は週末を中心に混雑します。一方、材木座側(光明寺門前、坂ノ下エリア)は観光客が比較的少なめです。
スーパー・生活インフラの利用時間帯
鎌倉駅周辺のスーパーは、夏の週末は観光客の動線と交差します。早朝の開店直後や、夕方19時以降に買い物の時間をずらすと、混雑を避けやすくなります。
路線バスと江ノ電の混雑
材木座から鎌倉駅方面・逗子方面へのバスは、夏の観光シーズンに遅延・混雑が出やすくなります。江ノ電も年間を通じて混みますが、7〜8月の週末は特に激しくなります。由比ヶ浜・長谷エリアで暮らすなら、日常の移動時間が読みにくくなります。自転車やバイクを使う移動が多いのは、こうした事情からです。
7月の材木座エリアの静けさ
観光の波は由比ヶ浜海岸・鎌倉駅東口周辺に集中します。材木座の住宅街は一本内側の路地に入ると、7月でも比較的静かです。光明寺の門前や坂ノ下の路地には、夏でも観光客がほとんど入ってきません。
海が見える家に住む現実:家賃と通勤

海の近くに住めば、花火大会を家の窓から見られることがあります。ただし、どんな家でもそうなるわけではありません。
海との距離感と賃貸の現実
鎌倉市内の賃貸相場は、エリアと築年数によって幅があります。由比ヶ浜・坂ノ下・材木座エリアでは、roomapの掲載データ(2026年5月時点)によると、1LDKの家賃中央値が月12万円前後、2LDKは14〜15万円台が目安です。同じ鎌倉市内でも大船周辺は7〜9万円台と差があり、「海側か内陸か」が家賃に直結します。
「海が見える」物件の注意点
材木座・由比ヶ浜エリアで海や花火が見える物件は、供給が少なく、競争率も高い傾向があります。条件を絞りすぎると選択肢が著しく狭まるため、「ベランダからの花火は見えなくていい。でも5分で海に出られる距離」という条件のほうが実現可能性が高くなります。
横須賀線沿線としての通勤条件
鎌倉駅から品川まで、JR横須賀線の直通で約50分前後。東京駅までは約55〜60分です(※3)。逗子駅始発の列車を使えば座って通勤しやすく、これも鎌倉・材木座を選ぶ際の判断材料になります。
移住の検討が「花火大会の夏」に重なるなら

鎌倉への移住を考えているなら、7月は内見に向いた時期です。一年でいちばん条件の厳しい季節を、自分の目で見られるからです。
夏に確認すべきこと
- 週末の鎌倉駅周辺〜海岸方面の混雑度と、自宅から使う動線の実際
- 夏の日当たり・熱の入り方(南向き海側の物件は夏の室温が上がりやすい)
- バスの遅延実態(材木座・坂ノ下方面のバス路線は夏の観光シーズンが特に遅延しやすい)
- 海からの湿気・塩害リスク(海岸からおおむね500m以内は塩害が強く、アルミサッシや外壁塗装・金属部品の劣化が早まりやすい。特に200m前後は要注意で、2km圏でも影響は残る)(※4)
花火大会の前後に内見してみる
7月10日の前後に内見を入れると、最も混雑する日の街を、ふだん使う道で確かめられます。混雑も含めて納得して選んだ家なら、翌年の花火は窓の内側から楽しむ番です。材木座・坂ノ下・由比ヶ浜で新生活を始めるなら、湘南最大級の店舗ネットワークを持つユーミーネットの物件をそろえたroomapで、鎌倉市のお部屋を探してみてください。
街の雰囲気や家賃の傾向を先に知りたいなら、鎌倉市の街情報ページが参考になります。


